
“丁寧に取り組む事”の大切さについてお話します。
数学の授業で計算過程を記述する際に、
イコールを縦に揃えてくださいね、
0や6や9を区別できるよう綺麗に書いてくださいねと
伝えています。
これは単に採点者が解答をきちんと読み取れるように、採点しやすくなるように
と思って言っているわけではないのです。
学年が上がっていくと、解く為に必要な式が複雑である問題が増えていきます。
この様な問題は、式を“丁寧に”書いていないと、
自分で組み立てたはずの式なのに、途中で論理展開が把握できなくなり、
何をしているかわからなくなって、解けなくなってしまいます。
こういった問題が出題される前に、
式を“丁寧に”整然と書くクセをつけておかなければならないのです。
また、採点者が読めないから、考え方はあっているのに、
途中点が取れない等の悪影響ももたらします。
(さて、ここからが大事なのですが、)
さらに、
丁寧にではなく、サッと式を書くクセのある人は、
問題をサッと読むクセもある事が多いです。
これでは、文章題で問われている内容を正確に把握せず、
思い込みで解くことになり、 間違えてします。
そして、
“丁寧に”やらないから、成績が悪くなってしまっているのに、
勉強方法や知識不足など技術的な部分に原因を探そうとして、
改善できず、泥沼に嵌まってしまいます。
以上はごく簡単な例ですが、
“丁寧に“取り組む事を甘くみてはいけないと
わかって頂けたと思います。
“式なんて綺麗に書かなくたって、答えがあっているんだからいいじゃん!“と
思った事はないでしょうか 。
まずは、こういった考え方から改めていきましょうね。
”クセ”や”思い込み”を矯正していく事も勉強です。
間違った方法で得た成功体験には、後になって、大きなしっぺ返しがついてきます。
正しい方法で、丁寧に積み重ねた、質の高い努力のみ
本当の力になります。
成績を上げるというのは、一段一段着実に階段を上っていくイメージです。
雑にやるという事は、階段を踏み抜くという事です。
階段を踏み抜いたら、どうなるか、わかりますね?
“丁寧に”やる。言うのは簡単ですが、
技術的な事とは違って、人の根っこに近いものなので、
一朝一夕でどうにかなるものではありません。
それこそ、丁寧に“丁寧に”やる。クセを一緒に身に付けていきましょう!
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